放送回 | 1996年 冬の特別編 |
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キャスト | 飯島直子 |
脚本・原作 |
ニュースキャスター北村麗子(飯島直子)は
一応、自分が看板のニュース番組を持ってはいるが、
若手にその地位を狙われている焦りを感じながら仕事を続けており、
彼女の番組の視聴率も低迷していた。
そんなある日、
彼女は二種類のニュース原稿が入り混じっているのに気付かず、
生放送で「大統領暗殺」という誤報を読み上げてしまう。
彼女を叱責するプロデューサー。
だが、ちょうど彼女がニュースを読み上げた直後に
大統領暗殺が実際に起こっていた。
誤報は一躍大スクープとなる。
偶然にしてはできすぎの状況を試すために彼女は賭けに出る。
原稿を読み間違えたふりをして、
わざとありえないニュースを読み上げたのだ。
再び叱責しようとしたプロデューサーの元に
読み上げた通りの事件が起こったとの知らせが届いたのは
番組終了直前だった。
彼女は、自分が番組で読み上げた通りに
事件が起こるようになったと確信する。
彼女のもたらす「スクープ」によって
番組の視聴率が上がるとともに、
彼女の態度は傲慢になっていった。
自分の「スクープ」の情報源をひた隠す一方で、
スタッフが何ヶ月も苦労を重ねて取材してきたニュースを
「スクープ」のために躊躇なく没にする彼女。
「わざわざ取材なんかしなくても、
ニュースなんていくらでも作れるのよ」
そんなある日、肩で風切る勢いの彼女に
プロデューサーが降板を宣告した。
「……確かに君の持ってくるのは大スクープだけど、
いつも番組中に突然出すだけで俺達スタッフにも明かさない……
君は俺達を信用していない。
それに、今の番組視聴者は君の報道ではなく
君の持ってくるスクープを期待して見ている。
ニュースってのはスクープだけじゃなくて、
粘り強い取材によってもたらされるものもあるんだ」
まだ決定事項ではなくプロデューサーの個人的意向であること、
だが今日の番組終了後に上層部に掛け合うつもりで、
そのために番組終了間際に出かけると聞いた彼女は
効果的な防止策を考え出す。
まだ誰にも相談していないのだから、
プロデューサーを排除すればいいのだと……。
その日の番組。
彼女はプロデューサーが席を外したのを目にすると、
自分が作ったニュースを読み上げた。
「最後のニュースです。
当番組のプロデューサーが、突然死亡しました。
犯人は雷だったようです。以上、北村麗子でした」
テレビ局の玄関を出たプロデューサーを大きな雷が直撃。
その場に倒れ、動かない。
上機嫌でスタッフルームに戻った彼女を出迎えたのは、
冷たい目で彼女を見るスタッフ一同だった。
いぶかしむ彼女に、スタッフの一人がビデオを見せる。
たった今放送したばかりの番組の最後のシーンだった。
『最後のニュースです。
当番組のプロデューサーが、突然死亡しました。
犯人は…………………………北村麗子でした』
突然の落雷によりノイズが発生、
音声が途切れた状態で放送されたのだった。
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コメントまとめ
お・・・おもしれええええええええ!!! ★1万個分でござる!!
「よにきも」らしい
『最後のニュースです。 当番組のプロデューサーが、突然死亡しました。 犯人は北村麗子でした』w
この話おもしろそうですね。
再放送されたんですよね
だれかうpしてくれたら
うれしいです。
´∀`アヒャヒャヒャヒャ
『エピローグ』
タモリが暗い部屋でテレビを見ている。
そこには主人公が逮捕されたニュースが流れていた。
スクープの情報の最後は自らのトップニュースだったとは本当に皮肉な結末としか言いようがありません。
しかし・・・皆さんが日ごろ見ているニュース。
一見真実を伝えているようですが、果たして本当にそうなのでしょうか?
間に人間の手が入る限り、真実というのは必ず何らかの形にゆがめられてしまうものなのです。
まさに、人がニュースを作るといっても過言ではないでしょう。
あなた・・・あまりにもニュースを信用しすぎてはいませんか?
オチやば・・・。
「世にも」らしいな。
最後 自業自得だなww
現実的にノイズでニュースキャスターが犯人にされたらたまりません.
サスペンスじゃない?
東原亜希のデスブログとほぼ似てるよ!
後ちょっとあらすじが違う
オチはあってるけど
この話はオチに尽きるね
主人公が可哀想とか言ってる人がいるのに驚き
どう見ても天罰が下ったとしか思えないんだが・・・
最後のタモリのメッセージは今でも充分に通用することですね。
あらすじが少し違いますよ。「政治家が刺された」を「刺殺された」と勘違い,しかしニュースを読んだ瞬間入院中の政治家の容態が急変,志望がきっかけだったはず。そのあと,大統領突然辞任,爆弾テロ…とニュースをつくっていくが,バレリーナの引退(怪我で復帰絶望だったか?)のニュースを機にそのバレリーナが自殺して降板。降板を命じた局長を殺そうとすると言う話だったはず。
結局「テレビで放映された部分が現実になる」という状態だったのでしょうね。だから「局長が死亡しました。殺人と思われましたが犯人は(雷でした。以上)北村麗子でした。」のカッコ部分が消えたため「局長を殺害したのが北村アナウンサー」というのが現実になってしまったというオチだったのでしょう。
オチうまいなーよく考えたな
最後の主人公を見る同僚の目が怖いというか軽蔑した感じ
だったのが印象的です。
なんてことをするんだ!というようなね。
雷は人間ではないから、「犯人は落雷」、ではなく、「死因は落雷」というべきだったのに。
このキャスターは、興奮して日本語を間違えていていたため、それがさらに自分の首を絞めた。ノイズにより「死因は北村」だったら、日本語的に違和感あるから、まだ誤解が解けたかもしれない。
策士策に溺れるとはこの事じゃ。もう一寸違うやり方を取っていれば成功したかも知れんぞ。車に轢かれたで良いんじゃないかい?
テレビに出る仕事をしてるなら予想出来そうな物ですが。先ず気に入らないから殺してしまおうって考えが駄目だね