放送回 | 1992.6.4 |
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キャスト | 石橋保 |
脚本・原作 |
主人公が信号待ちをしている。目の前でタクシ
ー同士が事故を起こし、主人公に「お前が悪いッ!」と言う。
課長を率いて取引先との交渉で、取引先の人は
「私が〜出来なかったのは、お前のせいだ!」
と言う。
課長は、弁解しようとする主人公に「お前が悪いんじゃないか!」と言う。
街中のあることなすことが、主人公のせいにされる。
主人公の目の前で、自殺をしようとする女性。
「あなたのせいじゃないの」
警察に追われる主人公。自分が犯人にされる。
主人公に、人々が口々に言う。
「恋人と別れたのあんたのせいでしょっ!」
「水道が壊れたのお兄ちゃんのせいじゃない……」
「うちの店がつぶれたのお前のせいだ」
「ボクがオタクになったの君のせいじゃないか……」
「何だ何だ、みんな俺が悪いのかっ……!」
警察が言う。「お前が悪い……」
発狂する主人公、自分の家で自殺をしてしまう。
野次馬のように見つめる群衆。隣の部屋から男が出てきて
「何ですか、どうしたんですか?」
警察が言う。
「あんたのせいだ……お前が悪い!」
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コメントまとめ
警察役は「ウルトラQ」や「ウルトラセブン」に出演していた佐原健二さんでした。
間違えました。警察役は北見敏之さんでした。
原作は火浦功の短編「お前が悪い」ですね。
最後に自殺するとこがおもしろいです。
昔、再放送で見ました。
なんでもかんでも、おまえが悪い、お前が悪いと言われるやつでしょ。
わりと面白かったけどな〜理不尽で(笑)
けっこう好きです。
私が「世にも…」で印象に残っている物語こそ、これです。取引先では競馬の負け、外ではUFOキャッチャーの失敗やゆきずりの人の花粉症などなど…全部お前のせいだと立て続けに言われ続ける主人公は気の毒な気がしました。ちなみに石橋保が扮する主人公は「柳沢良一」という名前でした。原作の単行本(作者は火浦功。角川文庫)も見たことがあります。
あと、多くの人から良一(石橋保)に向けられた言葉で私が覚えているものとしては、
●お前のせいでうちの店が流行らない
●おじさんのせいでソフトクリームをこぼした
●あんたのおかげで息子が家出した
●お店がつぶれたのはあんたのせい
●俺の営業成績が上がらないのは、お前が悪い
●婆さんが死んだのはお前のせい
●あなたのせいで息子が女になった
●タクシーを拾えなかったのはあなたのせい
●お前が悪いから水道の水がまずい
などです。冒頭で事故をおこしたタクシーのうち1台はEM無線(いまのEM自交無線)の廃車だったのを覚えています。良一の一人称は「俺」ではなく「僕」でした。
うーん、原作のオチの方が好き。
ちなみに原作のオチはこんな感じ。
周囲から「お前が悪い」と詰られ続け疲れ果てた主人公。
鏡に映ったくたびれた自分を見て「お前が悪い!」と叫んでしまう。
すると鏡の奥へすたこらさっさと逃げ出す、鏡の中の主人公。
さらに世界中の主人公を糾弾する人々がそいつを追って鏡の中へ……
主人公以外の人間がいなくなった世界で、主人公はふと近くに居たネコ(だったかな?何かの動物)に呟く。
「なあ、やっぱり僕が悪いと思うかい?」
ネコ「お前が悪い!」
御世話なっています。
「世にも奇妙な物語」で「お前が悪い!」
ですよね(^^)。
物語内での世界ですが正直メチャクチャ
面白かったです!(現実にあんな生活が
続くならメチャクチャで許せないですが・・・)
たまにビデオで見させて頂いています!
メチャメチャストレス解消ですね!
(あくまで物語内でのお話しですが)
現実ならあんなのは狂っていますし
ボクに「お前が悪い!」と言ったら、
「そんなん知らんやろ!」と返すし、
「こっちが悪い具体性を説明せい!」
となりますね(^^)。
もうひとつ、あの物語で柳沢さん(石橋保さん)が警察に追いかけられ、隠れる事が成功し、安心もつかの間、黒い野良犬が柳沢さんに鬼のように「ワン!ワン!」と吠えたのを見た時、日本語に変換すると、
「お前のせいでワシはメシも食べられへんねんど!飢え死にしたらお前のせいやど!
どないしてくれるねん!お前が悪い!」
と、あの駄犬・野良犬はそう言っていると
思います(^^)。
最後に、柳沢さんはご自宅で首つり自殺なんかを選択するならもっとやることが
あると思いましたが・・・。
以上ですm(__)m。初コメで長く失礼しましたm(__)m。
久しぶりの投稿です。
>世にも奇妙な名前さん
>ふと近くにいたネコ
ネコではなく犬でした。
原作ではまず、OL風(だったかな)の女性達の「あんたが悪いのよ!」から。その後女性達が警官を呼び、タクシーの追突はその後でした。良一は周りからも
●うちの会社は不渡りをつかまされ倒産したんだ!そのうえサラ金に追われ、女房子供とも離れて暮らさなければならない。それでもお前は自分のせいじゃないっていうのか?
●うちの息子がまた大学をすべったのもお前が悪い!
●あたしが男に逃げられたのも、あんたのせいよ!
●昨日の麻雀、親の国士に振りこんだのもお宅が悪いんだ。反省しろよ!
●孫がおたふく風邪にかかったのもあなたのせいなんだわ。どう責任を取るつもり?
というように罵られ、挙げ句の果てにテレビのニュースでも「これが柳沢良一の写真です。彼を目撃したら…」と報道される始末。逃げてばかりにくたびれた良一は、「もう嫌だ! こんなことになったのも、元はといえば…お前が悪い!」と、鏡の中の自分を指差し、鏡の奥に逃げ出す鏡の中の良一。そして、良一を追いかけていた面々は「いたぞ!」と鏡の中の良一を追いかけ、その鏡の中に消えていくというものでした。
長文、失礼しました。
何かあれば他人の所為にするという、現代社会の風刺だろうに。
主人公が死んだらバトンタッチで隣の住人が、おまえのせいだと言われるという
ある朝パニックと同じパターンですね
CS無料放送で先日初めて観ました。この作品の途中に出演していた佐原健二さんですが、あの円谷プロの名作「ウルトラQ」に出演されていました。しかも「ウルトラQ」に登場したガラモンという怪獣から名前を取って「ガラモンソング」が誕生したと「世にも奇妙なマニアトーク」で大我さんが解説していたので、意外な接点があると思いました。
エピローグ「我々は、自分の知らない所で他人に責任を押し付けて生きています。この世の中は、誰かに責任を分担してもらわないと生きていけない仕組みになっているのです。しかし、その中でも他人に責任を押し付けず自らを厳しく戒め、高潔に生きてる人間もいるんです。かくゆう私がそうです。」その直後やくざ風の男とぶつかるタモさん。通りかかった人を指さし「こいつが悪いんです。。。こいつが」
確かに原作の方がずっといいな
主人公が気の毒だと言う以前にくっだらねえ話の一言に尽きる。
私は小学生の時いじめられっ子で小学四年の時の担任は怖い男の先生で男子にいじめられていることを担任に言ったら「それは全てお前が悪いんだから仕方がないんだ!」と言われた。
小学五年の時は優しいっていうより生徒の教育に無関心な印象の女の先生だったがクラスの男子に「全部お前が悪いんだ!」と言われた。
従ってこの主人公は小学生の時の私みたいだと思った。
でもその頃近所の年下の女の子が私に「私は幼稚園に行くたんびにいじめられるのよ!」と言ったが、その子に直接言いはしなかったが「この子が幼稚園でどうなのかは知らないけど、この子の性格なら分からなくもないな。」と思った。
そしてその時「じゃあ先生に言わなきゃ。」って言ったら「先生に言っても知らんぷりするんだもん。」と言った。
人間自分のことは分からないんだと思った。
誰かに責任をなすりつける風刺ものとして見れなくもないがひたすら不愉快
これほどまでに理不尽な話は二度と見たくない。
こんな世界に放り込まれたら死ぬしかない。生き続けても遅かれ早かれ捕まって処刑されるだろうな
本編チラッと出てきたタモリにまで「お前が悪い」と言われてました。
高校生の時に観たけど何気にタモリさんが出ていて主人公を悪者呼ばわりする一因になってたのか。
忘れてたってゆーか、気がつかなかった。
くだらなくて理不尽な内容が古き良き昔の「世にも」らしくて良いですね。
本編の内容に不満を唱える人も決して少なくないようで、自分もオンエア当時は「惨過ぎる事態だな」と思ったものだが、見方を変えると、それだけ度が過ぎる責任転嫁が如何に胸糞悪いことなのかが巧く描かれているとも言えるわけで、確かに世にも奇妙な物語の中では特に観る人を選ぶものの、これはこれでよく出来た一作ではないかと思う。
そして本作の人類は、他に責任転嫁できる人がいなくなったら今まで一緒に転嫁してきた者同士で御互いに転嫁し合って最終的には絶滅するんじゃないかな‥‥
胸糞悪い話…
何でも人のせいにする人って何処にでも居るんですよ。此方が説明をして、自分が悪いんだと伝えても認めようともしない。其れでもこの物語は酷いね。自殺に追い込まれた主人公もだけど、最後に出て来た野次馬の御兄ちゃんも可哀想。心配して出て来て御前が悪いって…
運が悪かったんだね