第374話 影が重なる時

『一日かがく教室』が開かれ、そこに集まった子供達に研究員の津田(八嶋智人)は、子供達に虹の正体を教えようとして少女達の反感を買ってしまう。その話を恋人の由里(桜井幸子)に話した津田は、「女の子の気持ちをわかってない」と笑われてしまう。
虹に夢を感じていたいという女の子の気持ちをわかっていないのだと。
自らの体験を交えて語り始めた由里に、それでも科学の大切さを訴えようと、津田が話し始めたとたん、突然由里が震え始めた。
みるみる蒼ざめてゆく姿に思わず「大丈夫か」と声を掛ける津田だったが、「来ないで」と拒絶する由里。

後日話を聴くと、由里は自分の幽霊を見たのだと言う。その幽霊は微動だにせず、顔は微笑んでいるのだと言う。彼女は突然10番目の惑星について語る。地球の軌道に近づいていてもしかしたら衝突が起こる可能性があると。
きっと彼女は疲れているのだと思う津田だったが、今度は同僚が「俺にも自分の幽霊が見えた!」と騒ぎ始める。
津田には彼の指し示す方には何を見えない。彼もきっと疲れてるんだと思ったが、その同僚が何もない空間に向かって投げたボールペンは、まるで何かに当たったかのように弾き飛ばされた。
津田は思わず驚く。確かにそこに何かが存在しているのだ。

やがて町中で「自分がそこに居る」と騒ぎ始める人でパニックになっていた。津田だけが自分の幽霊を見つける事が出来ない。
津田と同僚は、固まっている自分の身につけている時計がほぼ同時刻4時40分で止まっている事に気づく。
そこに怪しげな老人(大杉漣)が現れる。同じ空間に同じ物質は存在出来ない。自分の幽霊(影)は違う時間の自分を象徴しているのだと話す。
影はいつの4時40分の影なのだと問う津田に、一人の女の子が「今日だよ」と話しかけてくる。その女の子の影は、今日の日付の入ったスケッチブックに虹を描いていたのだ。

今日の4時40分に一体何が起こるのだ? 津田は最初に由里と一緒に居た河原にやって来た。そこで津田は自分の影を見つける事が出来た。顔は空の方を向いて微笑んでいた。
そこに由里がやって来て、「私の影もあなたのそばに居る」と言う。
二人は気配に気づき、空を見上げる。「・・惑星の衝突じゃ無かったのね」と諦めたようにつぶやく由里。絶望の表情でその場に崩れ落ちる津田。「どうして人間は繰り返すんだ!」

東京の上空をよぎったのは、核ミサイルだった。

最期の瞬間、空に虹が出ていた。
津田と由里は、その美しい虹を見ながら二人で最期を迎えようと、影の方へと微笑みながら歩み寄った。「また生まれ変わったら一緒になろう」と。

自分と影が重なる時。そして・・。

キャスト: 八嶋智人/桜井幸子
放送日: 2003年 秋の特別編
原作・脚本: 小松左京『影が重なるとき』
 

コメント投稿

名前:

コメント:

コメント一覧 (71件)

今こそ見るべき
投稿者:名無し 2017-04-24 21:55:48
北朝鮮がミサイルを飛ばしまくっている最近、再放送が待たれる作品だと思います。いやむしろ、朝鮮総連の連中への当てつけとして放映したらどうでしょうかね、フジテレビさん。
投稿者:名無し 2017-02-25 10:01:35
星新一じゃねーよカス死ね
投稿者:名無し 2016-09-13 00:44:47
星新一か
投稿者:名無し 2016-09-06 19:39:37
トラウマになった話その1…ラストの一枚絵と爆音が不気味はしぎる。
投稿者:名無し 2016-06-30 14:07:29
エンディング

タモリがオープニング(「鍵」本編前)でいなくなった女の
部屋に帰ってくる。

「人間というは自ら進んで怖いものを見たがる
という物好きな生き物ですね。わざわざ求めなくても、
この日常は恐怖に満ちているのに…。
くれぐれもお気をつけください。あなたの周りにも、
奇妙な世界へ通じる扉が至るところに存在しているのですから。」
再びリモコンを変える。
すると、タモリがテレビ画面の中にいる。
「くれぐれもお気をつけください。」
タモリがテレビ画面の中から立ち去る。
投稿者:名無し 2016-05-05 16:35:15
それ24分間の奇跡じゃね
投稿者:名無し 2016-02-20 16:09:06
これ最後アメイジンググレイス流れてなかったっけ?
投稿者:名無し 2016-02-16 20:56:59
これ結局猿の惑星と同じで核反対(or戦争の愚かさ)がてーまだろ。ラブストーリー前面に押し出してどーすんだよ1
それが全く表現できてない。原作が秀逸だけに最も真面目に作ってほしい
投稿者:名無し 2015-12-22 04:15:59
核ミサイルの合成レベルが雑コラ並で台無しだわ
影が出てくるのも意味不明だし、これなら冥王星が実は別次元のパラレルワールドと繋がっていて
それと共鳴したために影が出たとかの方がよかったろ
投稿者:名無し 2015-12-02 22:16:22
ラストどうなったの??

爆発で死んだのか?大杉漣がものすごい老け込んでだけどまだ若い大杉さんよりもっと年配の俳優を使えばいいのでは…大杉漣さん世にも出過ぎてますよね
投稿者:名無し 2015-03-10 02:12:00
これ観たとき鳥肌たったな。
投稿者:名無し 2015-01-19 12:47:24
これは当時子供のころ
ものすごい衝撃と感動と美しさを感じたのを今でも覚えるなぁ。
投稿者:名無し 2014-10-18 22:45:12
こんなに美しい悲劇、この作品でしか表せない。
ラストが読めない衝撃度200%!!
投稿者:名無し 2014-08-20 14:05:07
これすごく好きです
どうしようもない絶望の中でこそ、当たり前にあったことが愛しく感じる
悲しみの中にも、一筋の光があるということでしょうか
悪い意味なのかいい意味なのか「感動」してしまいました
でも純粋な感動ではなく、世にもらしく退廃的で、悲しくせつない感動でした
投稿者:名無し 2014-07-07 12:02:51
↓原作は小松左京の「霧が晴れるとき」な
 調べてから書き込もうね^^
投稿者:名無し 2013-11-09 11:25:21
落合正幸 小松左京の物真似か!!
才能ないヘボめ
女の裸ばかり連想する奴が聖域なる
幽霊なぞわかるわけがない
投稿者:名無し 2013-11-08 23:39:13
昔見たときは面白くなかったですけど、今見てたら傑作だなと思いました。なんか忘れられない、
投稿者:名無し 2013-10-28 00:49:30
これはSFじゃなくてシュール系にしたほうが良いかと思う。

見た時にテレビの前で「は? それで終わり?」ってなったもん。
投稿者:  2013-01-23 17:26:06
子供のころに見たのに、今だに記憶に残っています。しかも結構鮮明に。子供ながら、感動してしまいました。
投稿者:LiariyaLiSA 2012-10-12 23:55:44
意味があんまよくわかんなかった…
投稿者:福袋 2012-04-25 14:05:36
ネットのおかげで発言することの権利と責任を完全に忘れてしまって失礼かどうかも分からないんだろうな

いやネットじゃなく本人のせいか
投稿者:  2012-04-24 06:51:22
どうしてでしょうか
投稿者:道志和人 2012-02-25 17:21:07
推測で原作とか言うんじゃない
投稿者:  2012-02-15 06:50:55
星新一の午後の恐竜が原作でしょうか。



けっこう楽しめました
投稿者:道志和人 2012-02-12 19:27:17
丁度、北朝鮮のミサイル発射実験などで話題になってた頃だったから、タイムリーな話だったよね。

東京ざまあみろとも少し思ってしまった。
投稿者:も 2012-01-03 18:24:50
影が重なる時そして

映像がモノクロで止まり

核の爆風の音と核の嵐の音が印象的だった
投稿者:ああ 2011-01-28 07:49:05
一応

午後の恐竜:1968年6月「小説現代」

影が重なる時:1963年10月「SFマガジン」

私は「午後の恐竜」の方が好きだが、ろくに調べもせずに二番煎じ呼ばわりはどうなのかね。
投稿者:shiro 2010-10-06 16:39:58
なぜか忘れられず時々思い出します、私は今でもミサイルはいつか飛んでくるかもしれないとどこかで思っている人間だからでしょうか
投稿者:リーシャン 2010-10-05 03:27:50
この話、個人的には数ある作品の中でも

かなり感動した話だったのに「感動系」になかったので

どこにあるのかずいぶん探しました(笑)
投稿者:よよよ 2010-04-08 23:10:19
 ラストシーンが幻想的でした。核ミサイルの恐怖と、何も知らずにきれいな虹を見て喜ぶ女の子の無邪気さの対比が印象に残っています。

 真相をある程度知っていて絆を確かめ合えた主人公たちはまだよかったと思いますが、大部分の人は訳が分からないままただ無意識に自分の影と重なって最期を迎えたのだろうなーと思うと、単純に感動系の話とは言えない気がします。
投稿者:C.T. 2010-04-01 21:21:05
これは以前の暗いカンジの「影の国」と似てはいませんが

より世界的な内容でしたね!



世にも奇妙な物語のSF「影」といえば

やっぱ桜井幸子さんと大杉漣さんなんですね!

八嶋さんの感動的な演出も久しぶりに見ました!



「影の国」と「影が重なるとき」には何か接点があるのでしょうか?
投稿者:paca 2010-03-14 00:31:33
とても面白い作品の一つだと思う

不思議で共感が出来ました
投稿者:エレナ 2010-02-07 12:08:50
↓民主乙
投稿者: ki 2009-12-13 14:31:20
自民党なんかの再生のために金ださなきゃなんねぇの?

あはは。クッソ噴いたww

テメェ一人でよがってろよ(藁)
投稿者:死神 2009-11-17 08:28:44
この話プロローグかエピローグあるんですか?
投稿者:DD 2009-10-31 12:49:57
個人的に話の全体よりも主人公の友人が自分の「影」(があるところ)に向かってボールペンを投げると何もない空間でボールペンが何かにぶつかったような動きをしたシーンや

天秤の「影」の上に天秤を載せるシーンが印象に残っている。
投稿者:  2009-07-22 14:38:01
ミスキャスト
投稿者:ネロ 2009-02-23 19:36:37
忘れられない話の1つ…。



『どうして人間は繰り返すんだ!』って言葉が忘れられませんと言うか…忘れられないくらい、テロとかミサイルの話があるんですよね。





どうして国々は戦おうとするんだろう?




投稿者:ガチャムク 2009-02-13 09:20:01
恐ろしくとも美しくとも感じた話。
投稿者:キャロライン 2009-01-11 20:21:07
最初から最後まで星氏の「午後の恐竜」にうりふたつな話でした。

こんなことしていーのー?

二番煎じはかっちょわるい
投稿者:  2008-10-25 17:41:03
実はこれは「ターミネーター」のジャッジメント・デイだったというオチだった。
投稿者:J・C 2008-08-25 17:48:09
なんかMr.Childrenの曲が流れてきそうな作品。(こう書くとチルヲタとか言われそうだが)

後悔の表情の大人たち、何も知らない子供。
「人間は、何度も振り出しに戻る」という八嶋の言葉が印象的だった。

「東京だけでなく人類滅亡させたほうがよかった」という意見があるが、俺はそうは思わない。

なぜなら、カタチは違えど、この話はノンフィクションだから。

かつて、争いで理不尽に殺された人々は、きっとこの話の影となった大多数の人達と同様、恐怖と後悔の表情を浮かべて死んでいったのだろう。


投稿者: 2008-07-01 00:20:59
ビジュアル的に素晴らしかっただけに(核ミサイルのアニメみたいなCGには目をつむろう)、ストーリーの中途半端さが目だってしまった感じがする。



やはり人類滅亡っていう最後が相応しいのではなかろうか。
投稿者:qwerty 2008-06-23 08:42:03
自分の影が見たいなー…なーんて…
投稿者:ミユ 2008-06-02 17:20:19
やはり,核ミサイルの唐突感が否めませんでした.核ミサイルのCGの出来がもっとマシだったら,★2つぐらいは付けられたかもしれませんが.

核ミサイル一発じゃ,東京は滅ぶかもしれないけど地球全部が滅びるわけではないので,せっかくの「この星に生まれてきたことが奇跡」というメッセージが台なしだと思いました.

「東京=この星」だと思っているの?なんて狭量な・・・と思ってしまいました.人間の愚かさが原因で惑星衝突するストーリーの方がずっとずっとよかったです.
投稿者:たかし 2008-05-28 18:42:31
隕石だけでなく核ミサイルだった、と言うオチで良かったと思います。

個人的には最後は蛇足。

(まあ、最後の奴が無かったらタイトルの意味が無くなってしまいますが)
投稿者: 2008-04-08 22:24:22
綺麗な話だとは思います。
投稿者:ラグナシア 2008-04-04 19:15:40
感動はできませんでした。

主人公たちが最後ポジティブな気持ちなのはいいけど、核爆弾という脅威を前にポジティブも恋愛も何もないと思います…

原作が伝えたかったのは、人間や恋愛関係の素敵さではなく核の恐怖ですし…。

物凄く後味が悪くて、それも世にもらしくない感じの後味で、思い出すと苦々しい話でした。
投稿者:うろこ 2008-03-30 21:40:06
少し注意して見ないとおいてけぼりにされる展開かもしれませんが、

最後の二人のやりとりは好きです。

劇中で語られる理論云々については、味付け程度に考えるのが吉かと。
投稿者:うーにゃん 2008-03-22 06:32:53
何かちゃっちかったイメージしかない
投稿者: 2007-12-21 22:37:15
どうして未来の一時点の影だけ現れたの?

八嶋のオーバーな演技には笑ってしまった。
投稿者:hoge 2007-11-23 21:39:47
たしかに分かりにくって人は理解力ないなーと思いました。
投稿者:うーん 2007-11-03 13:55:50
八嶋氏の演技力に感服。

「どうして繰り返すんだ」のあたり良いですね〜
投稿者:774 2007-10-03 04:41:41
この話を見て、一週間不思議な気分が抜けなかったなー
やや話がわかりにくかったかもなー
この話の結論は
この宇宙の中で、この星で産まれて生きてき事が大きな奇跡だ!!
という事。
そうゆうメッセージに気づけば感動できると思う

投稿者:ミニピー 2007-05-10 00:32:43
何故、今(03’)になってこの作品を?と疑問を覚えました。

原作が書かれた時代、お若い方には想像が付かないと思いますが、世界は本当に、核による滅亡の恐怖に怯えていたのです。
その下地があったからこそ読者は、悲劇に抗えない事の虚しさに同調できた。

無論、現代に於いても核の恐怖が消えた訳ではありません。
しかし今「いつ頭の上に核ミサイルが降ってくるか解らない」と思っている日本人なんて、殆どいないでしょう?

その穴を埋めようとしたのか、惑星衝突云々で恐怖感に現実味を持たせようとしたようですが、余計に荒唐無稽になってしまいましたね。
ラストで強引に核ミサイルに話を戻して来た時は、申し訳ないけど笑ってしまいました。

原作のコンセプトを生かしたいなら、現実にありそうな爆破テロ(破滅範囲は小規模になりますが)とか、寧ろ大風呂敷を広げて、惑星衝突で地球滅亡にでもした方が、感動できたと思います。
投稿者:ぽぷり 2007-05-01 16:22:41
名作です。
投稿者:げんごろう 2007-04-30 01:49:29
傑作のひとつです。

投稿者:KEISUKE 2007-04-05 12:38:45
この話が一番好きです。最後は感動します。
投稿者:セラ 2007-03-28 13:16:10
この話大好きです。
たぶん一生忘れないでしょうね。
投稿者:aki 2007-03-26 15:56:57
不良役に、役になり切れない感が漂ってて面白かった。
「ピーコ頑張れ」などがq印象的。
投稿者:purple 2007-03-09 21:44:04
感傷的になれます。桜井幸子がいい味。大杉はさすが。
投稿者:purple 2007-02-10 08:20:54
もし本当にあったら、町中は本当にパニックだと思った。
投稿者:優樹 2007-01-28 22:21:55
放映から3年たっても唯一忘れられない話でした。少し難しいけど、心に迫ってくる何かがありました。

投稿者: 2006-12-30 14:50:35
ありゃま
投稿者:豊楽殿 2006-12-03 17:24:39
この話はなぜか印象に残りました。結末が悲惨だけどキレイに締めくくられてて最後の白黒写真がとっても印象的。
しかも、「東京に核」ってありえなくないからちょっと怖いですね。好きな話です。
投稿者:もり〜た 2006-12-03 16:37:07
そうですね。理解力とはすこし違う気もしますが、わたしはこれは名作だと思います。子どもの演技もうまいし。特筆すべきは大杉連のすべてを総括するような言葉。
投稿者:ハモリ 2006-11-30 23:06:36
わかりにくい?
理解力がないだけです
投稿者: 2006-11-28 22:24:30
くっっっっそつまらなかったです。
二度と見たくないです。
ちょっとわかりにくかったですし(汗
投稿者:INA 2006-11-23 01:26:11
なぜ八嶋・・・?まぁいいけど
投稿者:ライラック 2006-10-18 15:49:08
一番好きな話です。
投稿者:  2006-10-06 12:05:40
あらすじ検索

キーワードを入力し、「検索する」をクリックしてください。複数のキーワードがある場合は、半角スペースで区切ってください。

クレジットカード比較の専門家
脱毛人気口コミランキング
青汁通販
車買取
車査定相場表
レーシック口コミ
FXとは
白髪染めランキング
フレッツ
楽天カード